
漏水の不安が減少
保護コンクリートに取付ける場合に効果を発揮。本体を固定する12本のアンカー(標準長さ50mm)が保護コンクリート下の防水層を貫通しないため、漏水の不安がありません※。本体筒部から外側へ伸びた底板の穴を用いてアンカーで固定。アンカー頭部は底板の皿穴におさまるため、防水層を施工する場合の障害になりません。金属拡張アンカーを用いると、手早い設置が可能な上、既存防水層の復旧に直ちに着手出来るため、降雨に遭遇する確率が減少します。
※施工前に保護コンクリートの強度と厚さを確認のこと。
防水層への配慮
頭部が平らな心棒打込式の金属拡張アンカーを用いて、本体を下地へ取付けます。本体固定後にアンカーの皿頭が底板から飛び出さない構造になっているため、ベルベースに対し防水層を敷設する際、アンカー頭部と防水層が干渉しない配慮がなされています。アンカーの固定方法は金属拡張アンカー工法と接着系アンカー工法を選択可能です。
ベルベースA/外アンカー 施工手順
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アンカーガイド板を用いて穿孔 | 金属拡張アンカーで固定 | 高力ボルトの締結 | 設置完了 |
ベルベースA/外アンカー 製品参考図
ベルベースA1/外アンカー/水上用 | ベルベースA1/外アンカー/水下用 | |
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H鋼の設置方向 | 頭部寸法 | 底部寸法 | ||
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ベルベースA/外アンカー 防水層の納まり図
塩ビシート防水
ウレタンゴム塗膜防水
露出アスファルト防水
ベルベースA/外アンカー 設置例
躯体へ直接設置
防水:露出防水
アンカーを躯体に固着させるため、所定の固定強度が確実に得られる。保護コンクリートへの設置も含め、アンカーボルトの固定方法は金属拡張アンカー工法と接着系アンカー工法を選択可能。
躯体へ直接設置
防水:保護防水
既存保護コンクリートは撤去及び復旧。アンカーを躯体に固着させるため、所定の固定強度が確実に得られる。
保護コンクリートへの設置
防水層:保護防水のみ
防水層:保護防水 + 露出防水
アンカーの、保護コンクリートへの固着強度を確認すること。アンカーが防水層を貫通しないため、漏水の不安が無い。
ベルベースA/外アンカー 仕様
ベルベースA/外アンカー/水上用 | ベルベースA/外アンカー/水下用 | |
製品番号 | VBA1o H500 | VBA1i H550 |
重量 | ||
全体(kg) | 45 | 48 |
高さ寸法 | ||
全体(mm) | 450〜530 | 500〜580 |
水平寸法 | ||
頭部(mm) | 340×278 | |
水切り(mm) | 330×330 | |
本体(mm) | 250×250 | |
底板(mm) | 400×400 | |
鋼種・厚さ 仕上げ等 | ||
頭部(mm) | 鋼鉄、t 6.0、HDZ55仕上げ | |
連結部(mm) | 鋼鉄、t 6.0、HDZ55仕上げ | |
水切り(mm) | 鋼鉄、t 3.2、HDZ55仕上げ | |
本体(mm) | 鋼鉄、t 6.0、HDZ55仕上げ | |
底板(mm) | 鋼鉄、t 9.0、HDZ55仕上げ | |
シャッター(mm) | ー | |
ボルト受けバー(mm) | 鋼鉄、t 3.2、HDZ55仕上げ | |
ボルト | 高力ボルト8.8、HDZ55仕上げ | |
本体強度 | ||
耐垂直荷重 | ±30kN(≒3,000kg) | |
耐水平荷重 | 30kN(≒3,000kg) |
※鋼鉄…SS400:JIS G3101またはQ235B GB/T3274-2007 ※めっき…HDZ55:JIS H8641 ※高力ボルト…長穴への対応でワッシャを厚く大きくしているため、国交省認定品には該当しない。但し、ボルトおよびナットの寸法強度は認定品(F8T)と同じ