ベルベースの標準モデル
確実な設置強度
強度が明確な躯体へアンカーを固定し、堅固で確実な設置強度が得られるため、ベルベースの標準モデルとして官公庁の建物に多く採用されています。本体筒部の内部でアンカーボルト固定をするため、アンカーボルトが防水層設置の障害になりません。アンカーボルト設置後に、本体周囲の操作窓をカバーで塞ぎ、防水施工の下地を作ります。
ベルベースの特長
鋼製基礎ベルベースは、コンクリート基礎では叶わない軽量化や、既製品をアンカーボルトで固定するだけのスピーディな施工性等により大幅な工期短縮を実現しています。さらに、頭部の高さ及び水平調整が下地を固定した後にできる「あと調整」方式なので、施工に余裕が生まれると共に、施工精度も高まります。
日本建築センターの評定を取得
新築も、あと施工アンカーで対応
工期短縮
軽量化
防水を熟知した製品設計
換気機構で内部結露の被害を防ぐ
頭部の位置をあとで調整
合理的な構造
長寿命
重いH鋼を楽々、安全固定
乾式工法
断熱ルーフデッキに最適
ベルベースA2/内アンカー 施工手順(写真は旧モデル)
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ガイド板で防水層の切除位置・ボルト位置を決める。 | 防水層の切除後、アンカーボルトを設置 | 本体の操作窓からナットを締る | |||
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アンカーボルトでベルベース底板を固定 | 高力ボルトを締結 | 窓をフタで覆い、防水層を復旧 |
ベルベースA2/内アンカー 製品参考図
ベルベースA2/内アンカー H500 | ベルベースA2/内アンカー H550 | |
VBA2i H500(水上用) | VBA2i H550(水下用) | |
H鋼の設置方向 | 頭部寸法 | 底部寸法 | ||
ベルベースA2/内アンカー 設置例
躯体へ直接設置
防水:露出防水
アンカーを躯体に固着させるため、所定の固定強度が確実に得られる。
躯体へ直接設置
防水:保護防水
既築の保護コンクリートは撤去及び復旧。アンカーを躯体に固着させるため、所定の固定強度が確実に得られる。
保護コンクリートへの設置
防水層:保護防水 + 露出防水
アンカーを保護コンクリートを貫通させて躯体に固着させるため、所定の強度が確実に得られる。
ベルベースA2/内アンカー 仕様
ベルベースA2/内アンカー/水上用 | ベルベースA2/内アンカー/水下用 | |
製品番号 | VBA2i H500 | VBA2i H550 |
重量 | ||
全体(kg) | 39 | 40 |
高さ寸法 | ||
全体(mm) | 500〜580 | 550〜630 |
水平寸法 | ||
頭部(mm) | 331×272 | |
水切り(mm) | 330×330 | |
本体(mm) | 250×250 | |
底板(mm) | 250×250 | |
鋼種・厚さ 仕上げ等 | ||
頭部(mm) | 鋼鉄、t 4.5、HDZ77仕上げ | |
連結部(mm) | 鋼鉄、t 4.5、HDZ77仕上げ | |
水切り(mm) | 鋼鉄、t 3.2、HDZ77仕上げ | |
本体(mm) | 鋼鉄、t 4.5、HDZ77仕上げ | |
底板(mm) | 鋼鉄、t 12.0、HDZ77仕上げ | |
操作窓カバー | 亜鉛めっき鋼鈑、t 1.2 | |
ボルト | 高力ボルト8.8、HDZ77仕上げ | |
本体強度 | ||
耐垂直荷重 | ±50kN(≒5,000kg)、−40kN(≒4,000kg) | |
耐水平荷重 | ±35kN(≒3,500kg) |
※鋼鉄…SS400:JIS G3101またはQ235B GB/T3274-2007 ※めっき…HDZ77/JIS H8641:2021
※高力ボルト…長穴への対応でワッシャを厚く大きくしているため、国交省認定品には該当しない。但し、ボルトおよびナットの寸法強度は認定品(F8T)と同じ